2021.09.26 2024.01.28

生クリームとは何か？ホイップとの違いを解説

16rtak42chi

今回は、生クリームとは何か、ホイップや牛乳との違いを解説します。

生クリームとは何？

生クリームとは、乳脂肪分の固まりがそうです。乳脂肪分だけで作られていて、他の原材料が入っているものは、生クリームとは呼べません。

生クリームは、生乳から乳脂肪分だけを遠心分離機で取り出して凝縮させたものです。

一方、ホイップとは、動物性脂肪という乳脂肪分に植物性脂肪を加えたクリーム、もしくは、植物性脂肪のみで作ったクリームのことです。

実は、「クリーム」という言葉は、「乳脂肪が18%以下かつ添加物や植物性油脂を含んでいるものは、クリームという表記で販売していはいけない」という決まりが法律で定められています。

下の省令がそうです。

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令

生クリームとホイップの大きな違いは、添加物が入っているかどうか、です。

クリームは、乳脂肪が18%以下、もしくは、添加物や植物性油脂が含まれていると、「クリーム」という言葉を使ってはいけないことになっています。

つまり、少しでも添加物や植物性油脂が含まれていると、「クリーム」という言葉が使えないことから、「ホイップ」という言葉を使って表記しています。

生クリームの場合、「クリーム(乳成分を含む)」と表記されています。

ホイップの場合は、おもに「乳等を主要原料とする食品」と書かれています。

乳等を主要原料とする食品は、3種類あります

乳等を主要原料とする食品と書かれた食品には、3種類のものがあります。

一つ目は、安定剤や乳化剤などを添加したものです。二つ目は、乳脂肪の一部を植物性脂肪に置き換えたものでコンパウンドクリームと呼ばれるものです。

三つ目は、植物性脂肪が100%のものです。

生クリームは、コクがあり口当たりが特徴です。白は少し黄味がかっていて、賞味期限が短く、植物性脂肪や添加物が入ったものに比べて、値段は一番割高となっています。

脂肪分が乳脂肪のみ使ったもので、乳化剤や安定剤という添加物が入ったものは、乳脂肪の風味を残しつつ、賞味期限が長く、泡立てしやすいものとなります。

植物脂肪のみ100%使ったものは、長持ちし、お値段も手頃なことが特徴です。泡立てしやすくなっています。

生クリームとホイップの違いについて解説しました。