コラム

販売許容と入荷許容とは一体なんなのか解説

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今回は、販売許容と入荷許容について解説します。
これはスーパーやデパートなどの食品小売業界にある暗黙のルールのようなものです。

販売許容とは何か?

販売許容とは、販売する側が賞味期限や商品期限を根拠にいつまで販売しても良いか定めたルールのことです。
よく言われているのが、3分の1ルール。賞味期限が90日の場合、店舗は賞味期限の30日前まで販売できるというルールです。
この規定そのものは実は小売チェーンによっても異なります。実際、賞味期限ぎりぎりまで販売するお店もありますし、3分の1の手前で売り場から撤去する小売チェーン店もあります。

入荷許容とは何か?

入荷許容とは、その品物に応じて、小売店が入荷を認めるか認めないかの許容日数のことを指します。おもに、3分の2の賞味期間が残っていると入荷が認められます。
これも販売許容と同じく、暗黙のルールのようなものです。

販売期限と納入期限とも呼ばれている

これは、販売期限と納入期限と呼ばれているものです。
販売期限がなぜあるのか?は、消費者が買った後に、賞味期限内に適切に商品できるよう期限が確保されるために設定されています。
納入期限は、販売が適切におこなえるように期限が確保されるために設定されています。
このようなルールは、農林水産省の資料にも出てきます。
食品小売店における納入・販売期限の設定事例について

入荷許容や販売許容の見直し

2018年ごろから販売許容が見直しをされている小売業も多くなっています。これは食品ロスが問題となってきているのが理由となっています。
できるだけ無駄をへらすための試みのようです。
農林水産省のサイトでも掲載されています。
商慣習見直しを進める事業者が昨年度より大幅に増加!:農林水産省

まとめ

今回は、販売許容と入荷許容について解説しました。
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